R3会団長リレー 奥重貴さん(和歌山木成クラブ)

会団長リレー

自己紹介

「日本木青連で最も異色(異職)の人間です」といつも自己紹介しております奥重貴(おく しげたか)と申します。和歌山市に鎮座する伊太祁曽神社の禰宜(ねぎ)です。入会して初期の頃は「神社もしながら林業とか製材もされているのですか?」とよく聞かれましたが、全くやったことがありません(笑

当社の御祭神である五十猛命(いたけるのみこと)は『日本書紀』に「我が国に樹木を植えて廻った神様」として登場します。このことから古くより「木の神様」として慕われ、またこの地域は「木の神様がお住まいの土地」という意味で「木の国」と名付けられ、やがて「紀伊国」に変わったと言われています。五十猛命を祀る神社は日本全国に約300社あると言われていますが、その総本宮的位置付けが当社となっています。創建は記録がないためわかりませんが『続日本紀』の大宝2年(西暦702年)に記載があることから、1300年以上前から存在することは間違いありません。

我が家はこの伊太祁曽神社の代々の宮司家で現在当主の父で50代目となります。「木の神様を祀る神社」というご縁から、平成14年に大阪木材青年経営者協議会に入会、その後、地元和歌山に会団ができたことからそちらに移り、令和3年度は会団長職を預からせていただいています。

会団紹介

和歌山会団は今年度で結成10年というまだ若い会団です。会員数も少ないことから目立った活動というのはできていません。自会団での事業ができない分、なるべく日本木青連や近畿地区協議会の行事に参加するよう取り組んでいます。

またこじんまりとした会団なので、会員間の仲が良いのが特徴です。

課題としては新入会員の獲得ですが、何しろ対象者がそもそも少なすぎて声がけすらできない状況です。また和歌山県には当会の他に県南に「紀南木材新緑会」という団体があり何かしら交流を行いたいとも思うのですが、県が南北に長くなかなか実現しておりません。

令和3年10月22日 10周年祝賀会

プライベート

木青連の全国大会に参加させていただいた後、その周辺にある五十猛命を祀る神社を参拝するようにしています。最近は同行希望者が出てきたことから「日本木青連非公認・非公式エクスカーション」と勝手に呼称して仲間内と楽しく参拝・観光しています。

気のおけない仲間とワイワイガヤガヤとお酒を飲むのが好きです。お酒の種類は特に問わず何でも飲みますが、基本的には日本酒党なので全国大会や地区大会で行く先の地酒と郷土料理も楽しみにしています。 学生時代は写真部に所属しており展示会などもしていたので、またそういう写真を撮る時間をつくりたいと思っています。

全国会員愛知大会翌日の非公式エクスカーションにて *私以外は他会団のメンバーです

地域の課題

JR和歌山駅から当社への参宮線でもある貴志川線というローカル線が走っています。平成16年に廃線問題が浮上しましたが住民運動で存続が決定し、存続決定後に猫が駅長となり話題となったのでご存じの方もいるかと思います。ここで走っている電車の内装は紀州材がふんだんに使われています。まだまだ赤字経営で苦しんでいる鉄道なので、是非乗りに来ていただけると嬉しいです。

左:たまミュージアム号 右:たま電車
車内の様子 木の床、木の吊り革の輪など
車内には木製の本棚

会員へのメッセージ

木青連に入会したお陰で全国に沢山友達が増えました。木材という共通項がありながら、皆さんそれぞれ多種多様な業種(お前が言うなと言われるw)なので毎回全国大会や地区大会に参加するのが非常に楽しみです。

感染症対策のためなかなか集まる機会が減ってしまっているのが残念ですが、可能な限り参加したいと思っています。

取材者

西川貴章(にしかわたかあき)
1991年生まれ。趣味は野球観戦(鷹党),映画鑑賞
R3 広報戦略委員会 副委員長
 美作木材青壮年経営者協議会
有限会社丸大製材所 代表取締役
https://www.facebook.com/kuttukikoubouzyouan/

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