東海地区大会を終えて

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令和3年度東海地区長 小栗幹大です。

去る7月10日、オンラインにて開催させていただきました、第45回東海地区大会に於かれましては、多数ご参加をいただき、誠にありがとうございました。

今年初めより、企画を始め「コロナ禍における地区大会」とは、どのようにしたらよいのだろうかと、問題意識を持ち、苦慮しながらも、岐阜県下呂市でのリアル開催を軸に計画をスタートしました。また開催形態について、内容についても、どのようにするか、大会実行委員会では、喧々諤々と打合せを重ねながら、思い悩む日々が続き、企画がなかなか進まない時間が続きましたが、ある時、ふと見返した理事会資料の中の、松原会長が掲げられた「WOOD ENTERTAINMENT」というスローガンが目に入った時、なぜか突然ふっと、良い意味で力が抜けるような、心に明かりが灯るかのような感覚を持つことができ、気持ち面で少し気楽になった気がしました。
「そうだ、なんとか楽しい大会にしよう。そのためには、まず我々実行委員が楽しく活動していかないと!」と思った時にはもう、委員に声がけをしていました。そこからは、少し暗いムードが漂っていた大会実行委員会にも、少しずつ意見が出てくるようになり、時折冗談も交えながら、活発な議論が巻き起こるようになりました。

企画の趣旨としては、我々木青連の活動では、普段からよく語り合い、熱い議論を交わし、それぞれが活動を通じて、長い期間交流を深めてはいるものの、ふと「この隣で楽しそうに話している人は、普段どのような業務をしているのだろう?」と思うことがある、とある委員がポツリと発言したことをきっかけに、それなら個々の会員や事業にスポットを当てる企画はどうだろう、というところから人選が始まり、森林レンタルサービスForentaを立ち上げ、メディアでも取り上げられている、岐阜会団所属の株式会社山共の田口房国君の名前が挙がりました。

岐阜県木材青壮年団体連合会所属 田口房国

そこから田口君との打合せの中で、「僕の話もいいが、自分なら今この人の話が聞いてみたい」と紹介いただいたのが、森林浴を企業の研修事業として推進している、一般社団法人森と未来、代表理事の小野なぎささんでした。

代表理事の小野なぎささん
https://www.fwithf.org/

そこから、委員からの「じゃあ、対談形式にしたらどうか」と、企画が発展していき、今回の講演+対談という形態・方向性が固まりました。また、個人的には、将来の大会開催や、日本木青連の事業参加に備え、何か新しい運営形式など、少しでも若い会員の参考になるような、少しライトな(明るい、軽やかな)感じのトライ(試み)感が出せると良いな、という老婆心ながらの思いも密かに持っておりました。しかし、会期が近づくにつれ、コロナの状況が一向に収まる気配が見えず、開催方法の決定を迫られましたが、講師の方のご予定確保の意味合いもあり、苦渋ではありますが、今回はオンライン開催の決断をいたしました。

当日は、慣れないながらも、何とか大会は進行し、メインプログラム前半の小野さんのご講演、及び事業紹介では、海外の事例も踏まえた「あたらしい森林浴」という観点からのお話、後半の田口君を交えた対談では、もともとの面識・交流もあおりだったことからの、息の合ったクロストークが展開され、メモをとるのも必死なくらい、これからの木材業界にとっても、大変示唆に富む先進的な内容が展開された気がします。

おかげさまを持ちまして、何とか東海地区大会が無事終わり、ほっと胸をなでおろしているところです。また、バタバタする部分もあったかもしれませんが、良い点・悪い点含め、参加いただいた方々や、若手会員の方にとっても、何か少しでも参考になった部分があったのなら幸いです。

最後となってしまいますが、私は、岐阜県木材青壮年団体連合会に所属しております。事業は、木工に携わっており、主に浴槽・水廻り製品の製造と、建築・リフォーム業を行っております。祖父の代までは、製材をしておりましたが、父がそこから独立し、私が跡を継いで17年が経ち、業務用が中心ですが、海外の個人向けの輸出も少しではありますが、行っております。年齢的には、木青連ではもう卒業する年齢となっておりますが、最後のご奉公のつもりで、いろいろ勉強させていただきながら、1年間がんばっていければと思っており、引き続き令和3年度の活動に全力を注いでいければと思います。

小栗 幹大(おぐりみきひろ)
1974年生まれ。
令和3年度 東海地区担当常任理事

岐阜県木材青壮年団体連合会
檜創建株式会社 代表取締役社長
https://www.hinokisoken.jp/

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